こんにちは、中国でプロサッカー選手をしている夏です。
インスタ広告のパワー
去年(2019)のリーグ終盤、チームの経営状態のこのなどもあり、身体も心も疲れ切っていました。
詳しくはこちらの記事で↑
そんな中、承認欲求が強くなった僕は、自分のインスタの投稿をたくさんの人に見てもらおうと2000円ほど払ってインスタ内で広告にしてみました。
*インスタグラムは、個人でも簡単に広告ができて、フォローされていない人たちのタイムラインに、広告にしたい投稿を表示させることができます。
すると、かなりの数のいいねが来て、初めてのインスタ広告パワーに驚きました。
意外な広告効果
広告ではいいねだけをもらったわけではなく、中国に留学生として来ているサッカー好きの黒人の方達からDMが届きました。
内容のほとんどは「兄弟!俺もそのチームに入れてくれ!」というゴリゴリのチーム入団希望でした。
最初は一人一人丁寧に『中国のプロ3部リーグでは、外国人登録が認められてないんだ』と返信していましたが、想像以上に多かったので最後の方はフルシカトしていました。
そんな中!!
まさかの広告効果
あるペルー人の方からDMが届きました。
内容は 「私は10年間上海で働いていて、これからセカンドジョブでサッカー選手の代理人としてペルー・中国間での選手の架け橋になりたい」とのことでした。
(中国語レベルはかなり高いです)
怪し・・・。
率直にそう思いましたが、話だけでも聞いてみようと、
インスタ上でしばらくやりとりを続けました。
チャンスはいきなりやってくる
彼は、日本育ちで中国でプロになっている僕に興味を持ってくれて、
さらに、広告から僕のインスタ内で投稿しているプレーを見てくれて、
「他の試合の映像をくれないか?」と言ってきました。
僕は去年のリーグで、チーム最多の出場数で全ての試合を送るのはかなりの容量だったので、10試合分ほどの試合映像を送りました。
すると、彼はチーム戦術や・味方との連携に対する僕の悩み言いを当ててきました!
同時に「ペルーリーグでやって見ないか?」と言ってくれて、
これまで中国リーグしか考えてなかった僕の
プロサッカー選手としての視野を一気に広げてくれました。
この時点で、彼のことを少しだけ信用し始めていましたが、会ったこともないので
なかなか最後まで信用することはできませんでした。
こんなチャンスは滅多にない
リーグが終わり、思い切って上海にいる彼に直接会いに行くことにしました。
緊張の対面
背は低く・少し小太りで、人の良さが溢れ出ている感じの人でホッとしました。
会って話してみると、彼も心からサッカーが大好きで
今の仕事はサッカーと関係がないから、代理人としてサッカーに携わりながら
活動してみることにした模様。
彼の家に行くと、「君の映像編集したよ〜、youtubeにも貼っておくから自分の資料映像としても使っていいよ〜」と言ってきました。
僕は『え・・・(仕事はや)。』
この瞬間、彼を信じてみようと決心しました。
*実際のyoutubeに貼られているプレー集
彼の部屋では、ずっとペルーリーグの映像を見せてくれました。
そこから3日間連続で彼と会って、話し合った結果
編集した映像を元に、ペルー1部リーグの何チームかに交渉してくれることになりました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
給料が下がろうか、地球の裏側だとか関係なく、
チャレンジしたい!
という気持ちを彼に伝えました。
だが、現実はそんなに甘くない
プロとして、まだ1年分のデータしかない僕は評価はされたものの、
結果、契約までいたることはできませんでした・・・。
この記事で、経歴がない状態でプロ契約できるまでの事を書いてあります。
それでも夢は広がった
こんなチャンスがいつきてもおかしくないと分かって、モチベーションはかなり上がり、中国サッカー以外も視野に入れることができるようになりました。
ブレない目標
中国スーパーリーグの舞台に立つこと。
このための、回り道だとしてもペルーリーグへの移籍の話にはかなりの希望があった、結果は残念だったけど、諦める気は全くなく、むしろ燃えてきました。
やるからには全力で前進します!!
*今は、中国人の代理人とペルー人の代理人が別々でついてくれていて、トラブルにならないようにうまくやっている状態です。両方と慎重にやりとりをして、理解してもらってます。
カルチャーショック⑤
中国といえばご飯が美味しいですが、中でも上海蟹はすごく美味しいです。
上海蟹は10月〜2月が食べごろで、その時期になると道端でおばちゃんやおじちゃんが上海蟹をバケツや発泡スチロールに入れて普通に売っています。しかも普通にめちゃめちゃ美味しいです。
6月になるとこれがザリガニやカエルに変わります。道端やお店の前のいけすに生きたままたくさん入っています。