大学は上海にあるファッション学科を専攻できる4年制の大学に入学しました。
入学までの話はこちら↓
大学二年生の時、フランス人の先生から
「今度、学校主催のファッションショーが
あるんだけど、君背が高いから出てみない?」
と言われました。
もちろん答えは『OK』
当時は貴重な体験ができると思い、すごく嬉しかったです。
別日に、サイズ合わせするため先生のいる教室に行くと、先生ともう一人、僕が当日着る服をデザインした生徒が立っていました。
この服着てほしいから「上全部脱いで」と言われたので、若干 ん? とはなったけど、とりあえず服を脱ぎました。
すると袋から当日の衣装を渡され、着てみると
デニム生地のロングコートで袖無し、さらに右半分しかありませんでした。
(最後に写真貼るので、今はイメージしてください笑)
スギちゃんのあの服の丈を伸ばして、左半分がない感じです笑(わかりにくいですね)
当時何も知らない僕は
なるほど、サイズ合わせで問題なければ、もう半分を縫い合わせるんだ
というかなりアホな解釈をしていました笑
イベント当日
場所はおしゃれなBARで開催されました。
待機室に行くと男は僕一人で、スタッフもモデルも全員女性でした。
この時点で、かなり気まずかったです・・・。
スタッフに呼ばれてついて行くと、ショーの雰囲気に合わせるためと目の周りを黒く塗られめちゃくちゃにされました笑
そして、衣装を着る時が来ました。
ドキドキしながら袋から出すと、
・・・・・え?
サイズ合わせの時と同様 ロングコートノースリーブ半身スギちゃん(これ以外言いようがありません笑)でした。
まじかぁ・・。完成形がこれだったのかぁ・・。
仕方なく着て、出番を待つことにしました。
さらにハプニング発生
このファッションショーのテーマは”デニム”
デザインされた服は全てデニム生地で作られていました。
僕は、自前のデニムパンツを準備するよう言われていたので、自前のデニムパンツに自前のベルトをしていました。
いざファッションショースタート!!
僕の出番は一番最後に、モデルの女性と腕を組みながら歩くというなかなかの大役でした。
そして、僕の番まで残すところあと1分を切った
その時!!
フランス人の先生が慌てながら近づいてきて「ベルトとって!!」と言ってきました。
どうやら自前のベルトはNGの様です(そんなルール知りませんでした。)
急いでベルトを取ると、デニムが少し緩く、歩くと下がってくるぐらいでした。
やばいよやばいよ(出川風)
先生が慌てて止める用のピンを探すも、僕の出番が来てしまいました。
流れを止めるわけには絶対にいかない、と
先生は諦めて僕の背中をそっと押しました。笑
まじか・・。 もう知らないよ・・。 と思いながらも僕と女性モデルが歩き始めると。
斬新なデザインを賞賛する様にワッという声と拍手の音で会場が包み込まれました。
おぉ!すげぇ!
と完全に僕は会場の雰囲気に飲まれていましたが、それを冷静にしてくれたのが
歩くたびに下がってくる自前のデニムパンツです。
うまくバレない様に直しながら歩いていましたが、完全に自前のパンツまで少し見えていました笑
そんなこともありましたが、無事にファッションショーを終えることができました。
振り返れば笑い話ですが、その時はきつかったです笑
最後にその時の写真をお見せします。
ロングコートノースリーブ半身スギちゃんしかないですよね?笑
これが、一生に一度であろう経験のファッションショーでの恥ずかしい話でした。
カルチャーショック13
中国の地下鉄では、まだまだ降りる人を優先するということを意識できている人が日本ほどはいないので、降車時にはなかなかの確率で乗車してくる人とぶつかります。
Youtube始めたので観てください!
中国プロサッカー選手の日常
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