今回は、嫁が中国に行った時の記事です。
全体の流れ
羽田空港で検温&いくつか質問→機内でも検温&健康申告カード記入→広州到着後、コロナ調査票の記入、問診→入国審査→バスで指定ホテルまで送ってもらって隔離です。
着陸から実際に空港を出るまで5時間でした。以下に詳細を書いていますので、よかったら参考にしてください。
もし何か質問があれば、お問い合わせからご連絡ください。
日本から中国の飛行機チケット
私は羽田→広州の直行便を82,000円で購入しました。航空会社はJALと中国南方航空のシェア便(CZ4851)です。
広州へ行くには、この直行便の他に、東京→上海→広州という行き方も検索で出てきたのですが、
・検疫で普段より待機、手続きが多いようなので、時間的に無事国内線に乗り継げるか
・上海で一度入国審査をしてから中国の国内線へ乗り継ぐので、上海で入国した時点で隔離されたら怖い
等々、いろんな不安があり直行便にすることにしました。
羽田空港から出発
8:50発の便だったので、7時頃に羽田空港に到着。
チェックインカウンターでは、以下の4点を聞かれました。
・過去14日以内に湖北省へ行っていないか
・横浜のクルーズ船に乗船していなかったか
・広州では自宅に滞在するか
・広州では恐らく14日間の自宅隔離だが了承しているか
私は広州に今は誰も住んでない家があったので、自宅に滞在すると答えました。
恐らく、もし自宅がなければ滞在先のホテルは決まってるかなど尋ねられると思います。
それからおでこで測る体温計で検温されて、35度でした笑 無事クリア
そこから荷物検査と出国審査は普段通りで、むしろ人が少ないのでとてもスムーズでした。
7:30には搭乗ロビーで待っていました。
そこで前に座っていた中国人男性が自分の体温計で自主的に体温を測っていて、意識の高さに感動しました笑
8:30に搭乗で、その際に健康申告カードが配られました。
機内では、住所は番地やマンション名まで正確に記入するよう指示がありました。
中国国内の電話番号もしくは中国国内で使える外国の電話番号が必要です。
また、中国国内での緊急連絡先も書く欄があります。
約5時間のフライトで、消毒に留意している旨の機内アナウンスが流れてから機内食と飲み物が出ました。飛行機は半分以上空席で、日本人と中国人が半々くらいでした。
黄色い中国の入国カードもいつも通り記入します。
広州到着
12:40頃に広州白雲空港に着陸しました。そこから検疫官が来るのを機内で30分ほど待ちました。真っ白のフル防護服の検疫官が乗ってきて、乗務員の体温だけ測って行きました。
その後、広東省外への乗り継ぎ(鉄道含む)がある人が先に飛行機から降ろされて、続けて全員が降りられました。
降りた後は、検疫があるのでロビーで待機するように言われます。
ロビーで、パスポートにシールを貼られます。私たちは赤を貼られましたが、床に黄色と緑のシールも置いてありました。後から分かったことですが、恐らく日本、韓国、イタリア、イランからの搭乗者には赤が貼られます。
ここで1時間くらい待ったところでコロナ調査票という紙が配られて書くように言われました。中身は機内で書いた健康申告カードとほぼ同じです。
この紙を書いた中国人から別の部屋に呼ばれて検疫です。
中国人以外の人は待機で、その間に航空会社からお水が配られました。待機が多いのでお菓子や暇つぶしのものを持ってるといいと思います。
少ししたら中国人と並行して日本人も10人ずつ呼ばれ始めました。
私が呼ばれたのは15:30で、別の部屋に行って少し待ってから、防護服の検疫官から問診されました。
聞かれたのは、「過去14日間に滞在していた場所」で、複数あれば全て答えます。
あとは先程書いた健康申告カードとコロナ調査票を渡して、問題なければ許可証をもらえます。
日本語、韓国語ができる検疫官もいました。
次はやっと入国審査です。追加で以下の表を埋めて、パスポートと入国カードと一緒に提出。
普通に入国できました。そのあと荷物を取って帰れるかと思いきや、税関でパスポートの赤シールを確認されました。
赤はこっちと指示されるがまま向かうと、カウンターでどこに帰るのか聞かれ、その地区のシールが貼られます。広州市内、深セン、東莞など色んな地区の人がいました。
カウンターは日韓英語対応がありました。
日本、韓国、イタリア、イランから来た人はここに集められて、地区ごとに政府指定のホテルで隔離されるようです。ロータリー前のロビーで自分の地区のバスをひたすら待機し、その間はお弁当、パン、おかゆ、水が用意されてるので好きなものもらえました。
2時間くらい待って18時過ぎに私の地区のバスが来て乗り込みました。バスでは、
・行先の確認(例えば、家は仏山市だけど海珠区から行ったほうが近いから海珠区のバスに乗る、みたいなことはダメです。それで一人下されてました。)
・QRコード読み込んで住所と健康状態の登録
・検疫官から検温&本人確認
をされました。
19時過ぎに海珠区の江悦ホテル着、ホテル側は日本人◯名、中国人◯名という情報を予め得ていて、検疫官がそのまま部屋まで案内してくれました。
検疫官は空港でバスに乗る時からずっと同じ人です。
そして、いつまでこのホテルにいるの?と聞くと「検査結果が出るまで」と言われ、ん?なんの検査もしてないぞと思い、そう伝えるとあとで確認すると言われました。
30分後くらいに部屋に来てくれて、検査の同意書にサインして、綿棒で口の中グリグリして検体採取されて検査完了。明日には多分結果出るから陰性なら自宅に帰っていいそうです。
これで、その日は終了です。
長い1日で、次に何をするのか知らされず通達不足感はありましたが、検疫官たちも疲れているだろうに荷物を自主的に持ってくれたり、お水あるよと声かけてくれたり、緊急事態でお互いにバタバタの中、中国人の温かさを感じました・・・。
そして、飛行機降りて中国に降り立った瞬間から、私たちが接する全ての人(案内係や運転手含む)がフル防護服で徹底していました。ここまでやって、都市も封鎖して企業活動も全て停止してやっと今収束し始めたと思うと、今後日本でどのくらい拡大するのかとても心配です。。
長くなりましたが、この記事が今後日本から中国に来る人の参考になれば幸いです。